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かもめ。

04 13, 2010 | フィンランド

3 Comments
かもめ。

 フィンランドから飛び出し、ハンガリーにきております。入国審査が無くて、楽でいいのだけれど、スタンプを貰えないのが、少し寂しい。


 ここ2、3日ヘルシンキは、晴れ渡っていた。青空が広がり、太陽は惜しげもなく姿を現す。その温かさに、街に残る雪は、随分と溶けてなくなった。海一面に漂っていた氷も減った。少しの晴れで、こんなにも季節は移り変わっていくのだな。

かもめ (1)

かもめ (3)
生神女就寝大聖堂

 朝起きて、空の清々しさに僕は、ヘルシンキにある、スオメンリンナ要塞という世界遺産に出掛けていった。ここは、ヘルシンキから船に乗り、15分くらいの所にある。しかし、僕が船着き場に着いた頃、午前中まであんなに晴れていた空は、どんより重い雲に覆われていた。船の甲板に吹き抜ける風が冷たい。
 スオメンリンナに到着し、散歩のようなスピードで風景を眺めていく。スオメンリンナは、石壁の要塞だ。コンクリートと違って情緒がある。ヨーロッパは、要塞までオシャレなのだな。空を覆う雲は、切れ目なく続いている。灰色の空と、灰色の海に挟まれたところを、白い体に黒い顔の、つまり混ぜて灰色のかもめが飛んでいる。
 海沿いの道には大砲が並んでいる。ここで殺し合いが行われたということなんだな、と実感する。この穏やかに凪いだ海は、多くの血と傷痕を包み込んでいるのか、なんて考えてしまう。

かもめ (2)


 船着き場に戻ったころ、少し、雲の切れ間が出来ていた。太陽がそのレーンを通るときだけ、辺りは明るくなり、景色が変わる。

かもめ (6)
スオメンリンナ要塞
かもめ (5)


 船に乗り、街へと向かう。宿へ向かう途中、晩御飯の材料を買いにマーケットに立ち寄った。食材を吟味し外に出たら、空は晴れ渡り、見渡す限りの快晴だった。何故にだ。午前中も晴れていたし、今も晴れている、しかしスオメンリンナに行っている間のみ曇りだ。何故にだ。

 翌日も空には、雲がない。僕は、リベンジマッチをかけて、かもめ食堂(映画のロケ地)へと向かった。開いていることに安堵し、店内に入る。そうそうこんな椅子の色だっけ、なんて思いながらシナモンロールと紅茶を注文した。このとき食べたシナモンロールが僕のフィンランドでの唯一の外食になった。
 カメラのこともあり、しばらく自炊生活が続きそうだ。イタリアでペスカトーレを食べるために僕は、頑張る。

かもめ (8)
シナモンロール
かもめ (7)
かもめ食堂

 その日の夕方の便でハンガリーへとやって来た。ハンガリーは今、曇りを通り越して雨が降っている。日中の雨は旅にでてから初めてだな。こんな日はのんびりと過ごそう。
 
かもめ
かもめ。

 それでは、皆さんよい日々を。
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タンペレ

04 11, 2010 | フィンランド

3 Comments
タンペレ

 別れは、突然訪れる。何も言わずに去っていく。別れは、秒速100キロを超えるスピードで訪れ、出会いは、時速1kmで歩み寄る。

 ヘルシンキを、離れて北へ約200kmのところに、タンペレという町がある。ここは、湖や森、そしてムーミン谷博物館があるのだ。
 ヘルシンキ駅から、電車に乗り2時間。時速100kmを超えるその電車は、ガタンゴトンという音も立てずに、静かに進んでいく。流石は、ヨーロッパだ。

 タンペレに到着し、宿へと向かう。まるで、モデルルームのように美しいホステルだ。
 翌日、散歩に出かけた。湖は大部分が凍っている。この表面が凍るこの湖にも生き物が、そこに生きていることに驚いてしまう。こんな寒くても、魚たちは、泳ぎ回っているのか。想像もつかない。

タンペレ (5)

タンペレ (4)


 春を感じさせる、森の木々は、まだ眠りの中にいるようだ。伸びる枝から新しい芽吹きは、ない。常緑針葉樹も、少し寒そうに濃い緑の葉を揺らしている。フィンランドに春の訪れは、まだ少し先のようだ。

タンペレ (2)
 

 その足で、ムーミン谷へと向かった。
 ムーミン谷博物館は、中央図書館の下にある。僕は、ムーミンのことを全く知らない。あれが何なのかすら、知らない。それでも、悪いやつじゃない気がする。それだけは、なんとなく分かる。何故だかムーミン谷には行きたかった。
 ムーミン谷には、作者Tove Janssonの挿絵が並び、「ムーミン屋敷」という、何人かの芸術家が作った少し大きめのムーミンの家がある。
 ムーミン博物館に行き、知ったことがいくつかある。ひとつは、ムーミンはムーミントロールという、トロールだったこと。そして、ムーミンが傷付きやすくて、心優しいってこと。
 最後にニョロニョロは、触れることも話すことも出来ず、ただ集団で、黙々と移動を続けている、ということだ。なんとなく、ニョロニョロのことが好きになった。
 
タンペレ (7)
博物館内は撮影禁止なので、入口付近。

 ムーミン博物館を出て、宿へと向かった。外は、少し晴れている。久しぶりの晴れだ。太陽って暖かいんだな、とただ単に、実感する。
 
 2日後、僕はタンペレを出た。お昼前に駅に到着し、電車を待っていた。そして、あぁそうだ、駅の写真でも撮っておこう、なんて思った。そして、カメラを見ると無い。カメラを探すけど、無い!
 僕は、驚いた。驚いて、一応駅を走り回って、ごみ箱も覗いて、駅員さんに落し物を訪ねて、精力的に活動した。
 しかし、彼は見つからない。別れは秒速100kmを超えるスピードで訪れた。

タンペレ (3)
これが、最後の写真になりました。


 不思議なものだ。昨日丹精に掃除をしたところだったのにな。シュガー&スパイスというやつか。シュガーだけでは、去って行くという、あれか。いや、コンクリートに何度か落していたし、埃まみれのアジアも一緒にやってきた筈だ。どちらかと言えば、スパイスだらけだった筈なのにな。

 そんなことを思い、僕は電車に乗り込んだ。心がざわついているのが分かる。目の前に座っている人がものすごく美人だということも、分かる。

 ヘルシンキ駅に付き、荷物を背負う。やはり、いつもカメラの定位置である、首になにもないのが物悲しい。
 そこで、気付いた。あのカメラには、三脚の頭がくっ付いていることを。そのとき何故かめちゃくちゃショックだった。三脚がただの重い棒に変わったのだ。それをこれからもそれを背負っていくのか。
 三脚の頭だけでもいいから、返して欲しい。

 重い荷物を背負い、宿へと向かう。翌日、警察に届け出に行った。警察も保険も、どちらの2文字も僕の頭の中には無かった。友達に報告してみたところ、警察には行ったのか?というメールが届き、僕は膝を打った。忘れてた!と。そして、同時に保険のことを思い出し、保険屋さんに連絡だ。

そういう経緯で、警察を訪れた。警察官は、驚く程のイケメンだった。彼にはきっとシュガーもスパイスも関係ないだろうな、元がハチミツのような男なのだから。そんなことを考えながら質問に答えていく。案外すばやく被害証明を出してくれて、僕はカメラ屋さんに走った。そして、悩みに悩んだ。値段と、欲しいものの兼ね合いが難しい。
 
 出会いは、ゆっくりとゆっくりと時速1kmで歩み寄る。

 そして、僕はカメラを購入した。1日、たった1日だけなのに、カメラがあることが嬉しくて仕方がない。シャッターを切り、ニヤニヤする。そして、ヘルシンキにある、かもめ食堂のロケ地へと向かった。かもめ食堂に到着すると、土日は休みだそうだ。僕が外観を撮っていると、日本人の方が現れ、撮りましょうか、の一声。お言葉に甘えて、僕はピースをカメラに向けた。そこで、カメラの電池が、切れた。
 でも何故か、ついてないな、とは一回も思わなかった。カメラは撮らずに盗られた、と思うのか、失くしたと思うのか、いなくなったと思うのかは、自由だ。

 僕は、盗られたと、思った。そして、そいつの手の中でカメラが爆発することを望んだ。でも、もう仕方がないことだ。そう、仕方がない。
 新しいカメラのシャッター音が少し、柔らかい。三脚の頭とシャッター音だけでいいから返してもらいたい。
 いや、どちらかと言うと、僕はあのカメラにお別れが言いたかった。「2年間お疲れ」か、3か月埃まみれになって、僕の眼の変わりをしてくれたことに感謝の言葉が言いたかった。僕は、君を誇りに思うよ、なんて、ダジャレなんだけどさ。

タンペレ (6)

タンペレ (1)

 
 それでは皆さん良い日々を!
 (追伸。よく聞かれますが、データは無事ですので!)

しんしん

04 09, 2010 | フィンランド

3 Comments
しんしん

 北欧の国フィンランド。
 到る所に雪が、残る。

 ヘルシンキは、静かな街だ。フィンランドの首都、なのだけれど、とても静かな街だ。宿は、中心街か1km程離れた場所にある。宿の部屋には、誰もいなくて、一人ぼっちでヘルシンキの地図と睨めっこを、する。

 そのとき、僕の耳には何の音も聞こえてこない。車の音も、小鳥のさえずりも、街の雑踏の音も、何も聞こえない。
 ただ、何も聞こえない時、何の音も無い場所にいると、音がない、という音があるんじゃないか、そんな風に思う。

 例えば、雪が深淵の闇に降りしきるとき、そこに音はないかもしれない。しかし、僕らは、雪がしんしんと降る、と言う。それこそ、音がない、という音のような気がする。何も聞こえない部屋にいると、しんしんとした音が聞こえているんじゃないか。それが、無音ってやつなのかな。そんな事を考えていた。

しんしん (1)

 ヘルシンキの街に出て、僕は海に向かった。海の辺りは、一面に霧が立ち込めている。白いもやが、僕の目の前を霞まして見せる。
 海も最近まで凍っていたのか、それとも流氷というやつなのか、そこら中に氷が浮かんでいる。それを振り払うように、船はホバークラフトのような形をしていて、空気を吐き出している。氷を押しのけながら、船は進む。それは、すぐに見えなくなった。
  闇、というのは、光がないこと、暗いことだ。でも、光の中も闇と似ている気がする。僕は、黒も白も闇になれるのだと、感じた。
 船は、白い闇の中に消えていった。

しんしん (2)

 しばらく、海沿いを歩いていると、岸から200m位離れた所に小さい島がいくつか見えた。こんな霧の日に見る島は、とても寂しい。霧に閉じ込められているようにも見える。

しんしん (4)

 
 海を離れて、街の中心地に向かった。曇り時々晴れ、というのは、殆ど曇りのことだ。少し、青空が出たと思えば、次の瞬間には、もう太陽は雲の中に隠れている。
 フィンランドで一番有名な建築物と言われている、ヘルシンキ大聖堂へ着いても、空は曇天だった。

しんしん
モノクロ
しんしん (5)
 静けさの中で、鳴り響くパイプオルガンの音色や賛美歌は、さぞかし美しいんだろうな。

 曇りの日の写真は難しい。だから僕は夜に写真を撮ることにして、宿に帰った。しかし、今のフィンランドの夜は短い。9時頃まで、外は、じんわりと明るい。
 外が明るいものだから、夕方気分でボーっとしていると、暗くなる前に眠くなる。

 夜の街は、尚更静かで、尚更、寒い。かじかむ手をダウンジャケットのポケットに入れて、温める。通り過ぎるカフェやレストランの明るさや暖かについつい惹かれてしまう。 こんな寒い日には、鍋が食べたい。ケンタッキーでもいいけど。
 闇は、やっぱり暗い方がお似合いだな。僕は、そんなことを思いながら、大聖堂へ向かった。

しんしん (6)
博物館
しんしん (7)
ヘルシンキ駅
しんしん (8)
ヘルシンキ大聖堂


それでは、皆さん良い日々を!

ヘルシンキ

04 06, 2010 | フィンランド

5 Comments
ヘルシンキ

 インドを飛び出して、7時間半。北欧のヘルシンキに到着しました。

 朝、4時半にホテルを出て、空港へ向かった。朝の空気は涼しく、外はまだ暗い。空港に到着し、チェックインの時間までは、まだ時間がある。ポケットに入っていた30ルピー。丁度30ルピーの紅茶を飲みほし、ルピーを綺麗に使いきった。だんだんと外は白み始め、チェックインの時間が近づいてきた。パスポートコントロールを抜けて、待合室から、2便程飛び立つ飛行機を見送る。
 AY022 FINNAIR フィンランド行き。日本人は僕、だけだ。

DSC_0185fdsa.jpg

 体に震動が伝い、飛行機は宙に浮き上がる。5000km先にあるヨーロッパ大陸、北欧のフィンランドを目指す。
 出発から2時間が過ぎたころ、眼下にはカラコルム山脈が見えた。雪に覆われた頂がいくつも連なり、辺りは、白い山頂と茶色と黒の麓で美しいコントラストが築かれていた。世界第2位の山、K2を探してはみるが、どれが一番高いかなんて、分らない。その遥か上空を行く飛行機。
 山脈を越えて、穏やかに広がる雲は、不思議なくらいに同じ高さを漂っている。まるで、陸と空にサンドされて、そこに丁度、境界線がある、とでも言うように。

 フィンランド、北欧の大地が見え始めた時、天気が変わる。辺りは、一面雪景色に変わり、空は少し厚い雲に覆われていた。冬の、空の色だ。
 森は葉を落とし、雪は溶け始めているのか、所どころ茶色い。

 飛行機は、急旋回し滑走路に向かう。体に振動が伝い、飛行機は陸に吸い込まれるように着陸していく。

 外に出て、外の寒さを確かめる。薄手のパーカーに冷たい風が当たり、首筋から体が冷えるのを、感じる。
 バックパックの奥底から、ダウンジャケットを引っ張り出した。ダウンジャケットに腕を通し、ローカルバスに乗り込む。バスの窓から流れていく景色は、ゆったりだ。残雪が辺りを埋めて、町を歩くカップルは、寒そうに肩を寄せ合う。

ヘルシンキ

 僕は、ヘルシンキの中央駅で、バスを降りた。大きなショッピングモールに、広場でスケボーの練習をする、子ども。建物はどれも美しい。空は、相変わらず少し低く、冬空だ。宿までの途中にあった湖は、凍っており、ほんの少し溶けた場所に、合鴨たちが、たむろする。
 町の到る所に、トラムが走り、バススタンドには、バスを待つフィンランド人。どれを取っても絵になる。

ヘルシンキ (1)

ヘルシンキ (3)

 オリンピックスタジアムの裏にある、stadion hostelに到着し、チェックインした。2泊で38ユーロ(4700円位)だ。僕が、空港で両替した、100ドルはみるみる内に小額紙幣に姿を変えていく。手元に残ったお金で、ご飯を食べに向かった。途中で、スーパーにより、明日の朝ごはんなどを買い、レジを通ると、僕のお財布は既に晩御飯を満足に食べられるような状況ではなくなっていた。
 
 足早に宿に帰り、先ほど買ったパンとハムとチーズとトマトでサンドイッチを作って食べる。物価の高さには驚くが、何故かニヤニヤしてしまう。初めてのヨーロッパに、今は少し、陶酔しているのかもしれない。

ヘルシンキ (2)

 それでは、皆さん良い日々を!

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