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パリ

06 04, 2010 | フランス

1 Comments
パリ

 話は、少し遡る。
 
 幸先悪く野宿をすることになった、次の日、宿をとり荷物を置いた。
 少し昼寝をして、僕はパリの街へと向かった。目指すは凱旋門だ。凱旋門近くの地下鉄で降りた。ものすごい人だかりに押されながら、出口へと向かう。その日は月曜日、平日の筈だ。
 何かのお祭りでも行われているような雰囲気すら、ある。いや実際には何かのフェスタをやっていたらしい。
 人ごみに紛れながら地下から、地上に出る。目の前には、大きなお尻と大きな凱旋門が立っていた。
 凱旋門の周りを、少し歩きまわる。人だかりを避けるように色んな角度から、凱旋門を眺める。どの角度からも同じようなつくりだということが分かる。

 凱旋門を背にシャンゼリゼ通りを東へと向かう。どこに向かっているのか、分からないままに東へと向かった。この日、太陽は隠れる場所もないようで全面にギラギラにテカった顔をこちらへ向けている。少し、いやかなり、暑苦しい。

pari (3)
凱旋門

 しばらく歩いていると、美しい建物が軒を連ねている。流石はパリだ。色々洗練されているのだろう。
 人があまりにも多くて、息苦しくなった僕は、少し道を外れた。

 僕はヨーロッパに来て、特に西欧に来て、寂しさを強く感じる。暇だと強く感じる。
 都会には、こんなにも人が溢れているのに、孤独だと、再認識されられるように、寂しさを感じる。石畳の道も、石造りの建物もどこか寂しい。
 セーヌ川沿いをしばらく歩き、ノートルダム大聖堂を見に行った。この辺りで、僕は確信に似た何かを、得ていた。
 自分がいかに建物や街並みに興味がないか、ということを。

pari (5)
ノートルダム大聖堂

pari (4)
セーヌ

 知っていた、筈だった。でも、知らないふりをしていた。

 どんなに遠くに行っても、いや遠くに行けば行くほど見えてくるのは自分自身だ、という村上春樹の言葉が聞こえてくる。僕は、自分のことがあまり見えていなかったらしい。少しずつ見えてきたんだと実感する。

 翌日は僕の誕生日、だった。22歳になる。
 なんとなく、何もしないのも自分に申し訳がない気がして、僕は夜、エッフェル塔に向かった。例の、あれだ。

 空は、昨日と打って変って曇天だ。
 エッフェル塔に到着し、列に並ぶ。しばらく並んでいると、少し雨が降り出した。カメラをかばんにしまう。少しずつ雨脚は強くなる。その内雨は土砂降りに変わった。チケット売り場の屋根からは、雨水がドタドタと太い線になって落ちてくる。

 チケットを買い、エレベーターで、上に上がる頃、雨は止んでいた。僕は少しホッとしながら、椅子に座り、暗くなるのを待つ。

 10時ごろ、暗くなった空の下で、上を見上げるとエッフェル塔は、パチパチとまるで爆竹がエッフェル塔中で、爆発しているように光始めた。
 しばらく、エッフェル塔からパリの街並みを見下ろして、下に降りた。

pari.jpg

pari (1)


 エッフェル塔は黄色くライトアップされ、それはまるで金色に見える。少し離れた所から、エッフェル塔を眺める。また、エッフェル塔は爆竹のような光を放ち始めた。

 僕は、こんなにも寂しい誕生日は初めてだ、と思う。どんなに、小さいケーキでもいい、家族や友達と過ごす誕生日の温かさを思い出していた。

 エッフェル塔は、ハッピーバースデーを歌ってはくれない。

pari (2)


 それでは、皆さん良い日々を!
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