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北へ、西へ、南へと。

06 14, 2010 | モロッコ

5 Comments
北へ、西へ、南へと。

翌朝目が覚めると、外は明るく日の出間近、だった。

僕は、飛び起きて砂丘に向かった。少しでも、高い所で朝日を見るために砂丘を登る。
30メートルほど登った所で、太陽は早々に姿を出した。砂丘の中腹にも満たない、場所に座り太陽が昇っていくのを見つめた。

kitahe nisihe minamihe (6)

kitahe nisihe minamihe (1)

 砂丘を下りると、すぐに出発だった。昨日から同じ場所で座り続けているラクダに乗る。ラクダマンが合図を出すと、少し面倒くさそうにラクダは立ちあがる。行きと同じように、体を前後に揺らしながら立ちあがる。僕は振り落とされないように取っ手を掴んだ。

 ラクダマンが紐を引きながら歩きだすと、ラクダもゆっくりと進む。昨日から我慢していたのか、いかにも硬そうな小さい糞を出しながら、ラクダは進む。

kitahe nisihe minamihe (5)

 途中で、別のグループの2人と合流し、3頭のラクダと2人のラクダマンになる。朝、空は何処までも青くて、何処までも広がっていた。
 来た道と同じ道を、帰る。違うのは、見える風景だ。行きは先に広がり続けるとしか思えない砂漠を進んでいた。帰りは、遠くに村が見える。木が見える。

 1時間半程ラクダに乗り、村に戻った。朝食はベルベルオムレツというものを出してもらった。

kitahe nisihe minamihe (8)


 その日の夕方にも近くの砂丘に登った。自分の足で進むというのは、とてもいい。ラクダに乗るのもいいが、自分の足で進むというのは殊更素晴らしい。砂に埋もれる足は、砂の温度を直に感じることが出来る。

kitahe nisihe minamihe (4)

kitahe nisihe minamihe (9)


 次の日に、僕はマラケシュに戻った。宿に行くと、インドのコルカタで髪を切ってもらった方が、座っている。再会だ。この時も僕の髪の毛は伸び放題だっただめ、切ってほしかったのだが、照りつける太陽の下で、あのビニールを被るのは嫌だったので、遠慮しておいた。次に会ったら是非切ってもらおう。南米で。

 また、スペインに戻る。もうスペインにいること自体嫌ではあったのだが、飛行機の都合上そういうわけにもいかない。
 それに、ひとつ楽しみなことがあった。トルコで2日ほど一緒の宿だった、日本人のモモコさんと、韓国人のジスと再会する約束があったのだ。

 無事に3人は再会を果たして、モモコさんの友達のスペイン人と4人で外食をした。初のスペインでの外食だ。いやヨーロッパでこんなにちゃんとした、外食をしたことはなかった。うまかった。

 翌日、ジスはロンドンへと向けて旅立った。僕は南米へと向けて飛び立った。モモコさんはマヨルカ島へと向かった。北に、西に、南に、それぞれ進む道へと進んで行ったわけだ。

kitahe nisihe minamihe
ジスは本当にかわいいやつです。

 僕は、今南米にいる。とうとう、南米までやってきた。飛行機がオーバーブッキングで、乗れないかもしれない、という事態に直面したが、なんとか乗り込むことが出来、お昼に出て、13時間のフライトだ。飛行機は、巻き戻しのように、太陽へと向かって進んで行く。いつまでたっても暗くならない。時間を逆戻りしながら、ペルーに着いた時、丁度夜がやってくる、そんな時間だった。

 さぁ、楽しんで行こう。

kitahe nisihe minamihe (7)

 それでは、皆さん良い日々を!
(今回は、少し駆け足のブログになりました。すいません)
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サハラ砂漠

06 10, 2010 | モロッコ

2 Comments
サハラ砂漠

 ラクダマンに引かれて、一頭のひとこぶラクダが宿の前にやってきた。
 その日、僕はラクダツアーに行く。参加者は僕1人だ。ラクダは声も、音も出さずに座っている。僕はラクダにまたがった。ラクダには気の利いた取っ手がついている。それを、掴んで、と言われ掴むと、ラクダは体を揺らしながら立ちあがる。

 ラクダの上から見る風景は、いつもよりも高い。隣の家の塀を上から覗ける、それ位の高さだ。宿の人たちに手を振り僕は砂漠に向けて出発した。ラクダはゆっくり進んで行く。一歩一歩、体を前後に揺らすように着実に進んで行く。慣性の法則を感じずにはいられない。体は半身分程遅れて前に進んで行く。

 15分程進むと、砂の砂漠に入る。ざっ、ざっ、と柔らかい音を立てながらラクダは進んで行く。ラクダマンは、サンダルを脱ぎ砂の中に埋めた。帰りにまた履いて行くのだろう。いや、彼にとってどちらに向かうことが帰る、ということなのかは、分からないが。

sahara (1)

sahara (2)

 東の空には沢山の雲がある。西の空は青い空が広がっている。出発した時間はモロッコの時間で5時半、ベルベル時間で4時半だった。太陽は東へと傾いており、雲の中にある。時折太陽が雲の隙間から顔を出すと、砂漠の赤く白い砂の上にラクダマンとラクダと僕の姿を影に映す。

sahara.jpg

 風が、少し吹いている。周りから聞こえる音はラクダの足音、ラクダマンの足音、そして風の音、それだけだ。
 その、風の音を聞け。

 しばらく歩いていると(ラクダが)、急な坂に出くわす。ラクダの体の揺れは強くなり、僕の体もよく揺れた。そのうち、内腿がラクダと擦れ、少し痛くなってくる。足の位置を変えたり、ラクダの上で胡坐をかいてみたりする。
 ラクダは、文句1つ言わずに歩いている。

sahara (6)

 1時間半程経った頃、家が見え始めた。小さい家が1つ。そこを通り過ぎると、小さい家が3つほどある。その左手には少し大きめの家がいくつかある。ここは集落、なのだろうか。

 そのすぐ奥に小さい家が3つほどある。そこが今日の宿であり、多分彼(ラクダマン)の家だ。彼は、砂の上に布を敷いて、机を置いた。そいて、熱いミントティーを出してくれた。このミントティーはモロッコではどこでも出てくる。蕎麦屋のそば茶のような、おばあちゃんの家の麦茶のような、回転ずし屋の緑茶のような、そんなものだ。

 暑い国で、熱いものを出すというのも不思議ではあるが、それにもきっと意味があるのだろう。熱々でひどく甘いミントティーと、ウエハースだ。何故ウエハースなのだろうか。喉が渇くものをチョイスする必要もないのではないか。

 ミントティーを飲みほすと、あの砂丘に登って夕陽を見てこい、と彼は言う。少し小高い砂丘。僕は意気揚々と登り始めた。砂丘の尾根にそって登っていく。足は砂の中に埋もれ、思ったよりも先に進まない。しばらく歩いていると、尾根はどんどん狭くなり、一本の線に変わる。急な傾斜と足を取られる砂丘に体力がどんどん奪われて行く。

sahara (3)

 水を飲みながらゆっくりと進む。一つ目の砂丘に登り切った所で、あと二つ程砂丘を超えなくては夕陽は見えそうにない。砂丘も連峰になっているのだ。この辺りから、風が強くなる。ゴーゴーと風が吹く。風は砂を巻き上げて、砂と共に吹き付ける。連丘を越えて、夕陽が見える場所に到着した。風があまりに強い。砂と風が徒党を組んで、すごい勢いでやってくる。僕の毛穴と言う毛穴に砂がズボズボと入っていくような感覚にさえなる。

 カメラを出したらカメラのあらゆる毛穴にも砂が入りそうだ。僕はカメラをタオルでくるみ、シャツの中に入れて、風が止むのを待った。風が弱まった瞬間にカメラを取り出して撮る。風が吹き付け始めると、急いでシャツの中に入れる。そんなことを繰り返す。夕陽がはるか遠い山の中に隠れると、周りは急激に暗くなり始める。

sahara (7)


 戦いを終えた戦士のように、僕はへとへとになりながら戻った。しばらく横になってぼーっとしていると、晩ご飯が運ばれてきた。タジンだ、すごい量の。3人前くらいありそうだ。僕は、食べきれずに残した。
 ロウソクの明かりが風に揺れている。今にも消え入りそうだ。聞こえてくるのは、風の音と別の家から聞こえる太鼓の音だけだ。
 僕は目を瞑り、その、風の音を聞く。

sahara (8)

 それでは、皆さんよい日々を!

メルズーガ

06 08, 2010 | モロッコ

5 Comments
メルズーガ

 マラケシュの宿を朝7時に出発。1時間近くかけて、バス停まで歩く。予定のバスは、30分遅れの9時過ぎに出発した。

 少し、ごちゃごちゃしたマラケシュの街中を進み40分も走ると、辺りは荒野が広がり始める。日上がった大地にポツポツと植物が生えている。ぐんぐん荒野を進んで行くと、うねるような道に変わる。ヘアピンカーブの上り下りを何度も繰り返す。渓谷の上を走るバスの車窓からは、谷底の自然がよく見える。

メルズーガ (4)

 谷底は緑が豊かだった。渓谷の上は赤土色した、山が広がり荒涼としている。それに比べて、谷の下は沢山の木々が生え、畑のようなものも見える。この大地でも、水は流れ、それは山から谷へと、向かっているのだろう。不思議では、ある。雨があまり降らないこの土地にも、少ない雨水を吸って、蓄えて生きている植物がある。

 僕が想像していたよりもずっとたくさん。

メルズーガ

メルズーガ (2)


 2度の休憩をしながら、13時間後の夜9時半にメルズーガに到着した。宿のタクシーがバス停まで迎えに来てくれていた。「ウキタサンデスカ?」と片言の言葉で僕に寄ってくる。何一つ合ってはいなかった。
 タクシーで、夜でも分かるほど、何もない砂漠の上に伸びる一本のコンクリートの道を、5分ほど走り、宿がある村に向けて右折をした。
 宿に着くと日本人の、のりこさんが出迎えてくれた。ご飯を作ってくれていたようだ。白米とサラダに煮込みのベルベル料理。タジン鍋で煮込まれたお肉、 あまりの熱さに僕は舌を少し火傷してしまった。
 でも、本当においしかった。

メルズーガ (5)
ライスがメインですいません。

 時間がのんびり進むような気がする程、落ち着いた雰囲気の中にいるのだけど、時間は僕の体内時計よりもずっと早いスピードで進みあっという間に、その日の天井を超えていた。

 部屋は少し暑かった。のりこさんが、屋上で寝ますか、という。僕はいいですね、と言った。屋上にマットを敷く。空には驚く程の星が見える。

 毛布をかぶり、星空を眺めた。流れ星が時折、流れる。いつもより少しのんびりしたスピードで。ここでは星まで、のんびり進むのかと思った。
 星は煌めいていて、揺れるように大きくなったり、小さくなったりするように、ふわふわと輝いていた。

 眠りについて、少し経った頃に目が覚めると、空には月が浮かんでいる。さっきまではなかったはずの月が。ここでは月まで上るのが遅いらしい。月の光に負けて、姿を消した星も数多くある。

翌日目が覚めると、朝日は昇り、空が真っ青だ。

メルズーガ (6)


 のそのそと起きだして、日本人の方がメルズーガまで、歩いてはがきを出しに行くというので、僕も付いていくことにした。

 泊っている村の家はどれもこれも、土壁で、つまり土の色をしている。地面も家もみな同じような色をしている。
 荒野を1時間程歩いた。地平線のように、コンクリートの道は続いていて、周りには砂丘がこんもりと盛られている。
 メルズーガに到着し、用事を済ませて、また村に戻る。日はどんどん高くなってきており、照りつける太陽が暑い。

 一歩間違えたら遭難してしまいそうなほど、変化のない道を歩く。時折通る車が砂埃をあげて過ぎ去っていく。これは、雄大ですごい景色に思う。何もない。この景色の中に人が住んでいること自体が不思議にすら思う。

 宿にお昼前に到着し、水とコーラを買って飲む。乾きから潤いに変わる瞬間、それは最高に美味しいものに変わる。
宿に置いてある小説をゴロゴロ寝転びながら読む。もとがグータラの僕はこういう時間がたまらなく好きだ。幸せに浸っていると、ラクダマンが来たよ、とのりこさんの声が掛かった。

DSC_0334.jpg

 さぁ、出発だ。

それでは、皆さん良い日々を!

マラケシュ

06 06, 2010 | モロッコ

6 Comments
マラケシュ

 マラケシュ空港に朝の8時ごろ到着した。飛行機の上から見ても、見渡す限りの平野、そして荒野。緑色した木々も申し訳なさそう程度に、生えているが、背は低く見えた。

 空港の外に出ると、真っ青の空が広がっている。まだ時間が早いこともあり、思ったよりも暑くはない。
 僕はバスに乗って市街へと向かう。ジャマ・エル・フナ広場の前でバスは止まった。降りると、どこか懐かしいような雰囲気に包まれた。埃っぽい空気の中で、客引きのおじさんや子供たちが、僕に寄ってくる。ジャポン、ジャポンと、寄ってくる。

マラケシュ (3)


 僕はそれを振り切りながら広場を奥に向かって歩いてく。どんどん日は高くなり、気温が急に上がっていくのが分かる。
 なるべく日陰を歩きながら宿を目指した。宿に着くと、日本人の方が僕を迎え入れてくれた。すごく久しぶりに感じる。
 お茶を入れてもらい、スペインでの話なんかを話していた。僕はまだ、その事実を話すのに慣れていないようで、少し口が上ずり、手が震える。

マラケシュ
宿

 それを聞いていた、大阪から旅に来ていたおば様2人にも話を聞いて貰い、励ましてもらった。その内の一人の方も、ポルトガルでスリに遭ったそうだ。
 僕は日本語を久しぶりに話しているような感覚にさえ陥りそうなくらい、嬉々として、日本語を話した。安心出来る空間だった。

 その2人の方は、今日カサブランカに発つという。僕も駅にチケットを買いに行く予定だったので、3人で、駅へと向かった。駅に向かうタクシーは蒸し風呂のように暑い。途中で通り過ぎる温度計には43℃という標示が出ていた。

 暑さで眩暈を起こしそうだ。

 駅に到着し、列車の時間まではもう少し時間があるようで、お昼御飯を一緒に食べることになった。マクドナルドだ。

 かなり久しぶりに食べるような気がする。外食自体が久しぶりだ。おば様にマクドナルドを御馳走になった。その時食べたチーズバーガーは、今まで食べたマクドナルドの中で一番おいしかった。これは本当だ。食べた瞬間にニヤけてしまう、あの感じを久しぶりに感じた。

 僕は2人に励ましてもらい、そうですね頑張らないといけないですね、と言った。すると2人は、頑張る必要なんてないじゃない、と言った。イグアスの滝やイースター島、行きたくて仕方ない場所に行くんでしょう。楽しめいいのよ。

 僕はこぶしを強く握った。そうだったな。僕の旅の目的は、頑張って時間を潰すことではない筈だ。見たくて仕方がないものを見に来たんだ。

 2人にお礼を行って、ホームに消えていく後姿を見送った。

マラケシュ (2)
マラケシュ駅

 その日の夜にも日本人の同年代の方4人でご飯を一緒に食べた。本当に楽しくて、ご飯もおいしく感じられる。旅はこんなにも楽しいじゃないか。

マラケシュ (4)
タジン料理
マラケシュ (1)

 久しぶりに気持ちが綻んだ。本当に色んな人に会えて、僕は今楽しいことをしているはずだ。頑張る必要なんて、ないじゃないか。
 夜の広場は騒がしくてあちこちから、煙が上がり、呼び込みの声がかかる。僕は適度に無視しながら、これなんだな、と思いながらニヤニヤしていた。

マラケシュ (5)


 それでは、皆さん良い日々を!

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