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しんしん

04 09, 2010 | フィンランド

3 Comments
しんしん

 北欧の国フィンランド。
 到る所に雪が、残る。

 ヘルシンキは、静かな街だ。フィンランドの首都、なのだけれど、とても静かな街だ。宿は、中心街か1km程離れた場所にある。宿の部屋には、誰もいなくて、一人ぼっちでヘルシンキの地図と睨めっこを、する。

 そのとき、僕の耳には何の音も聞こえてこない。車の音も、小鳥のさえずりも、街の雑踏の音も、何も聞こえない。
 ただ、何も聞こえない時、何の音も無い場所にいると、音がない、という音があるんじゃないか、そんな風に思う。

 例えば、雪が深淵の闇に降りしきるとき、そこに音はないかもしれない。しかし、僕らは、雪がしんしんと降る、と言う。それこそ、音がない、という音のような気がする。何も聞こえない部屋にいると、しんしんとした音が聞こえているんじゃないか。それが、無音ってやつなのかな。そんな事を考えていた。

しんしん (1)

 ヘルシンキの街に出て、僕は海に向かった。海の辺りは、一面に霧が立ち込めている。白いもやが、僕の目の前を霞まして見せる。
 海も最近まで凍っていたのか、それとも流氷というやつなのか、そこら中に氷が浮かんでいる。それを振り払うように、船はホバークラフトのような形をしていて、空気を吐き出している。氷を押しのけながら、船は進む。それは、すぐに見えなくなった。
  闇、というのは、光がないこと、暗いことだ。でも、光の中も闇と似ている気がする。僕は、黒も白も闇になれるのだと、感じた。
 船は、白い闇の中に消えていった。

しんしん (2)

 しばらく、海沿いを歩いていると、岸から200m位離れた所に小さい島がいくつか見えた。こんな霧の日に見る島は、とても寂しい。霧に閉じ込められているようにも見える。

しんしん (4)

 
 海を離れて、街の中心地に向かった。曇り時々晴れ、というのは、殆ど曇りのことだ。少し、青空が出たと思えば、次の瞬間には、もう太陽は雲の中に隠れている。
 フィンランドで一番有名な建築物と言われている、ヘルシンキ大聖堂へ着いても、空は曇天だった。

しんしん
モノクロ
しんしん (5)
 静けさの中で、鳴り響くパイプオルガンの音色や賛美歌は、さぞかし美しいんだろうな。

 曇りの日の写真は難しい。だから僕は夜に写真を撮ることにして、宿に帰った。しかし、今のフィンランドの夜は短い。9時頃まで、外は、じんわりと明るい。
 外が明るいものだから、夕方気分でボーっとしていると、暗くなる前に眠くなる。

 夜の街は、尚更静かで、尚更、寒い。かじかむ手をダウンジャケットのポケットに入れて、温める。通り過ぎるカフェやレストランの明るさや暖かについつい惹かれてしまう。 こんな寒い日には、鍋が食べたい。ケンタッキーでもいいけど。
 闇は、やっぱり暗い方がお似合いだな。僕は、そんなことを思いながら、大聖堂へ向かった。

しんしん (6)
博物館
しんしん (7)
ヘルシンキ駅
しんしん (8)
ヘルシンキ大聖堂


それでは、皆さん良い日々を!
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