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All You Need Is Love

05 02, 2010 | イタリア

1 Comments
ヴェネツィア

 クロアチアから、イタリアへ。スロヴェニアを通り抜けた。夜行列車は、座席で、電気も消さずに、闇の中を走って行く。クロアチアを抜ける前に、パスポートチェックが行われる。うつらうつら眠っていると、肩を叩かれ、パスポートを出して、出国のスタンプを貰う。
 また、眠りについた頃、スロヴェニアのパスポートチェックがある。もう、終わりかと思った頃、もう一度イタリアの国境で、パスポートチェックがある。寝かさないつもりなんだ、きっと。

 朝の7時少し前、ヴェネチア、メストレ駅に到着する。そこから、海の上を走る長い橋を渡り、ヴェネチア、サンタルチア駅に到着する。列車から降り、駅から出ると、朝焼けと共に船着き場が見える。

ヴェネツィア (4)

ヴェネツィア (1)


 僕は前日に見た地図を頼りに、頼りない足取りで宿を目指す。入り組んだ路地と見覚えのある風景に道を迷いそうになる。何とか数人のポパイみたいな服を着た人(ゴンドラ乗り)に聞き、宿に到着した。
 ヴェネツィアは水の都だ。小さい島の中を水路が入り組んで走る。車はおろか自転車の乗り入れさえ禁止されている。聞こえるエンジンの音は、運河を走る船だけだ。細い水路は、手漕ぎのボートか、ゴンドラがのんびりと進んでいる。

ヴェネツィア (7)
ゴンドラ

 サン・マルコ広場に出ると、沢山の人がサン・マルコ大聖堂を見ようと集まっている。30分ごとに、天高くそびえる鐘楼が、鐘を鳴らす。それを聞いた鳩は、一斉に羽を広げて低空飛行をする。
 
ヴェネツィア (3)
鐘楼とサン・マルコ大聖堂

 サン・マルコ広場を抜けると、アドリア海が広がり、対岸に離島が見える。露天があちこちに並び、絵描きが絵を売っている。アドリア海は、濁った水色のような色をしていて、水面に太陽を浴びて、きらきらと輝いている。

 眩しくて、眼を細めた。

ヴェネツィア (2)

ヴェネツィア (9)
アドリア海

 歩き疲れた僕は、宿に戻り昼寝をする。4時頃に起きだして、散歩をする。お金のない僕には、基本的に散歩しかすることが、ない。
 サン・マルコ広場で座り、音楽を聴き、本を読んでいた。僕がふと目を上げると、1人の男性が、両手を大きく前後に振りながらスキップをしているのが見えた。そして、広場の真ん中で向き直り、ビデオの一時停止ボタンを押したように止まった。周りの人間は早足で歩き、鳩も彼の横を低空飛行で過ぎ去った。彼は、動く気配がない。どれくらいだろうか、1分か2分、彼は一時停止ボタンを押しっぱなしになっていた。僕がリモコンを持っていれば、再生ボタンを押したくなるような雰囲気すらあった。
 すると彼は、突然に天に向けて、両手を振り上げた。BGMには、The BeatlesのAll You Need Is Loveのクラシックというのか、コンチェルトというのか、がレストランで生演奏されていた。「All you need is love♪」の後、タッタタララの音と同時に彼は、急に両手を大きく前後に振りながら、スキップをした。再生だ。

 そのまま、30m程軽快に進んで行く。僕は、可笑しな人だな、と思い、立ち上がりお尻をはたいた。そして、彼に背を向けて、歩きだした。2、3歩歩いたところで僕は何気なく振り向いた。すると、彼はひとりの女性を抱きしめていた。

 なんとなく、それはとても素敵なことに思えた。アドリア海よりも、ピザよりパスタよりも、イタリアの国旗よりも、それは僕にイタリアにいるんだということを教えてくれた気がした。
 僕は、ニヤニヤしながら、明日の切符を買いに駅に向かった。

 あぁ、僕は今イタリアにいるんだな。All You Need Is Love 愛こそはすべて か。

ヴェネツィア (5)


それでは、皆さん良い日々を!
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