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モアイ

07 04, 2010 | イースター島

3 Comments
モアイ

 イースター島に着いて、2日目。朝、目が覚めると、まだ外は暗い。僕はもう一度布団をかぶり直して、時計を見ると、すでに8時少し前だった。
 立ち上がり、カーテンを少し開いて外を覗いてみる。外は間違いなくまだ薄暗くて、僕の時計は7時40分を指していた。
 
 この島は、冬の今、8時ごろに明るくなるようだ。僕は、寒い寒いとまた布団の中にもぐり込んだ。布団の中で天井を見ながら、ボーっとしていると、じんわりと辺りが明るくなりはじめた。それでも、太陽の光は部屋に入り込んでは来ない。今日は曇りのようだ。

 僕は起き上がり、パンを焼いて(トースターで)、朝食を食べる。曇りの日は、少し肌寒い。この日、外はどんよりと重く、お昼を過ぎたころに少しだけ雨が降った。霧雨のような雨が地面を濡らしている。僕はそれを窓の側に仁王立ちして、眺めていた。雨の日に家の中にいられる喜びを噛みしめていた。イースター島に来てまですることではない、のだけれど、僕はそれをしていた。

 次の日、僕は宿が一緒になった高長夫妻と一緒にイースター島を回ることになった。レンタカーを借りて島を回る。僕が思っていたよりもイースター島は広い、というよりもモアイ像はあちこちにある。僕はモアイ像というのは、1つの場所に並んでいるのだと思っていた。それ以上考えようともしなかった。こういうことがよくある。僕はイメージを持って、薄っぺらな情報を持って、それ以上のことは、知らない。モアイ像は、写真で見るものが全てだと、そう思っていたのだ。

DSC_0010.jpg

 レンタカーに乗って、車が宿から一般道に出た。島、唯一の村を出ると、真っ直ぐな道になる。その道を3km程進んだ所で、高長さんが声を上げた。あっ、しまった、と。僕は何事かと思う。どうやらガソリンを入れ忘れたようだ。僕らは、また町に引き返しガソリンを入れて、再度出発した。

 曇り空の下に伸びる真っ直ぐな道を、快調に進む。一度右折して、海沿いの道に出た。海沿いの道と言えば、いかにも快適そうな道を想像する。でもここの道はそうではない。道には定期的に穴が空いていて、それを避けるか、スピードを減速してその穴を乗り越えていかなくてはならない。決して、快適な道ではない。馬が道を横断し、途中から土の道に変わる。
 爽やかな海沿いの道とは、少し違う。海に面した南側は晴れ間が広がっている。それに対して、島の内側北の方は、雲が多く、太陽は雲に隠れたり、顔を出したりを頻繁に繰り返していた。

 アイランドマップを片手に、そこに載っている見どころを見て回る。
 モアイ像が、いくつも海沿いに倒れている場所で車は止まった。モアイ像は全て、前向きに、前のめりに倒れている。男らしい倒れ方、ではある。

モアイ (4)
アフ・アカハンガ

 その場所、アフ・アカハンガを出発して、ラノ・ララクへと向かった。
 このラノ・ララクというのはモアイ像製造工場だ。モアイ像は石山から切り出して作られたという。つまりラノ・ララクは石山だ(多分)。

 ラノ・ララクに入ると、いくつものモアイ像と出逢う。海の方を見て佇むモアイ像、地中にほぼ埋まっているモアイ像、上手に顔だけ出しているモアイ像、顔を斜めに傾げているモアイ像。流石に製造工場というだけのことは、ある。いかにも不思議なものが多い。

モアイ

モアイ (1)
 
 僕は、モアイ像というものが何なのか、それが知りたくてここに来たのでは、ない。ただ立ち尽くすモアイ像に、何だか会いたかったのだ。
 いつの時代だろうか、モアイ像は作るのを中止された。そしていつの時代か、モアイ像は壊され、倒された。そして、今再びモアイ像は立ちつくしている。そんなモアイ像に会いたかった。

モアイ (9)
ラノ・ララク

 僕はこのラノ・ララクをやけに寂しい場所だと感じた。それこそ、ベルトコンベアが止まってしまった工場のような寂しさだ。
 モアイは雨ざらしになり、風化していくのだろうか。地中に埋もれていくのだろうか。

モアイ (2)


 ラノ・ララクを出た僕らは、また車に乗りそこからすぐの、アフ・トンガリキへと向かう。ここは、15体のモアイ像が海に背を向けて立っている場所だ。
 そのモアイは壮大で、広い広い平原の海辺に立っている。モアイの目線の先には山がある。モアイがどこを見ているか、なんて知らないが。

モアイ (5)
アフ・トンガリキ
モアイ (7)

 モアイの前に立って見ると、その大きさがよくわかる。見上げる程に大きく、15体のサイズは正にバラバラだ。
 僕らはモアイ像の前でしばらく見つめ合っていた。モアイの目は窪み、影になり、どこを見ているか全く分からないので、僕は多分、一方的に見つめていたのだろう。
 この壮大なモアイ像から離れて、背を向けて、僕らはまたレンタカー、スズキのジムニーに乗り、島巡りを、もう少しだけ続けた。

モアイ (3)
アフ・ナウナウ 砂に埋もれて、保存状態がいいようです。
モアイ (8)

 島の半分は曇りで、島の半分は晴れている。不思議な天気なのだが、そんなことを気にする必要は、多分ない。この島自体、十分不思議なのだ。

モアイ (6)

 その不思議な天気が、曇った空に、1つポカンと半円形の虹を写していた。

 それでは、みなさん良い日々を!
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