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プーノ

08 24, 2010 | ペルー

3 Comments
プーノ

 ボリビア最後の街、コパカバーナを出て、僕は、ペルーのプーノに向かった。朝の9時にコパカバーナを出発して、チチカカ湖を右手に見ながら、バスは進む。
 30分ほど走った所で、バスは止まる。国境だ。ボリビアで出国スタンプを貰い、ペルーで入国スタンプを貰う。2カ月と少しまえ、スペインからやって来た南米最初の国、ペルー。間違いなく同じスタンプをパスポートに押してもらう。僕は、パスポートを少し見返して、貴重品袋にしまった。
 もう、後はアメリカのスタンプだけになった。世界を少し回っただけでは、このパスポートというやつは埋まらないように出来ているようだ。空白のページがいくつも目に付く。

 またバスに乗り、プーノへと向かう。僕の旅が、急速に終息へと向かっているように、バスは、プーノへと向けて、加速していった。

 バスはプーノのチチカカ湖沿いのバスターミナルに昼過ぎに到着した。バスターミナルを出ると、インドぶりにサイクルリキシャーのようなもの、があり、僕は迷わずそれに乗る。インドと違うのは、客席が運転席の前にある、ということだ。この仕組みだと正面衝突の時に、死ぬのは、僕だ。

プーノ (2)
プーノ

 サイクルリキシャーは、大通りに出て、車の合間を縫うように左折して、中心街へと進む。それは宿の前で止まった。僕は、おじさんにお礼を言って、リキシャーを降りる。
 宿にチェックインをして、翌日のウロス島へのツアーを申し込みへと向かった。プーノの中心街は、小奇麗なお店が並んでいる。ボリビアとは、やはり少しだけ違う。そんな気がしてしまう。


 翌朝、8時過ぎにピックアップのバンが宿にやって来た。それに乗り、チチカカ湖へと向かう。
 プーノの船乗り場、ここの水はどこか濁っていた。コパカバーナで見たチチカカ湖は、どこまでも青くて、どこまでも澄んでいた。同じ湖のはずなのに、こんなにも違う。この広大な湖の中は、同じ、だけれど、違う、のだろう。僕らが住んでいる地球は、同じ、だけれど、違う、のと似ているな、なんて思う。

プーノ
船乗り場

 船に乗り、岸をのんびりと離れて行く。しばらく進むと、両脇にトトラ(葦)が群生した地帯になり、その丁度真ん中を船は通る。船が進んだ後には、波が波紋のように広がり、その波に煽られて、トトラが揺れる。
 トトラ地帯を抜けると、もうひとつのトトラ地帯に遭遇する。それがウロス島だ。

プーノ (1)
トトラ地帯
プーノ (3)
ウロス島

 このウロス島というのは、トトラで出来た浮島なのだ。それが、いくつもいくつもチチカカ湖に浮かぶ。真ん中に船の通り道を作り、その両脇にずらりと、ウロス島が並んでいる。小さい島から、大きな島まで、大きさはそれぞれではあるけれど、小麦色の乾草が敷き詰められた島が沢山あり、その島の上にトトラで出来た家が建ち、島の前には、トトラで出来たバルサが自家用車のように停泊している。

プーノ (7)
バルサ

 ウロス島は、すでに観光地化されており、ウロス島にようこそ、と書かれた看板と、赤や黄色、ピンクに緑のまるで、森の妖精コロボックルのような色の服を着たインディヘナのおばちゃんが僕らを迎えてくれた。島に入ると、足を一歩一歩踏み出す度に、島は僕の足を受け入れるように、ふんわりと沈んだ。
 標高3800mのこの場所で、足が沈みながら歩くのは、少し疲れる。

プーノ (5)


 島の作り方の説明を受けて、島の自由見学が始まり、一軒の家に招かれた。そこには驚くべきかな、テレビジョンが置いてある。そして、そのテレビは、番組を放映していた。決して映りは良くないけれど。どうやら、ソーラーパネルが設置されているらしい。
 編み物をして、魚を養殖して、穀物を栽培して、石で穀物を挽いて、観光客を招いて、テレビジョンを見る。これが今のウロス島の人々の生活のようだ。

プーノ (6)


 僕らがお邪魔した島を、バルサに乗って、離れる。島のインディヘナのおばちゃん達が4人並んで、歌を歌ってお見送りをしてくれた。民族音楽など、色んな歌を歌ってくれた。そんな中、3曲目に日本の民謡のチューリップをおばさん達は歌ってれた。

さいたーさいたー、ちゅーりっぷのはなが、と日本語の歌がチチカカ湖の上に響く。

 何でかな、僕はその姿が少しだけ寂しく感じた。

 おもてなしの気持ちは、嬉しい。確かに嬉しい。でも、僕にはそんなものは必要ではない。チチカカ湖とそこに生きているあなたの姿だけで、充分だ。
 日本の歌は、ここには、いらない。

 バルサは、島を離れて、少しずつ少しずつ、対岸の島へと向かって漕ぎだした。

プーノ (4)

プーノ (8)


 それでは、みなさん良い日々を!
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