FC2プロフ
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
メールフォーム
意見などありましたらこちらで!

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
FC2カウンター
検索フォーム
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム
リンク

スポンサーサイト

-- --, -- | スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

パストルリ氷河

09 02, 2010 | ペルー

4 Comments
パストルリ氷河

 ワラス2日目のツアーは、パストルリ氷河ツアー、だ。この氷河は、標高5250mの場所にある。この5250mというのが、何とも素敵だ。僕の誕生日と同じ数字だから、だろうか。なんだか親近感を感じずにはいられない。

 この日も、ツアーのピックアップは30分ほど遅れてやってきた。もう考えられるのは、ツアーガイドの時計が世界から狂っていると思うほか、ない。
 バスがワラスの町を出ると、すぐに食堂で休憩をする。朝ご飯を食べて来た僕は、近くの階段に腰をかけて出発を待つ。
 30分ほどして、バスが出発すると、すぐさま道は悪路に変わった。ガタガタと微振動を繰り返して、進む。国立公園の入り口で少しだけ止まり、バスは国立公園を進む。道は砂利道、左手に広がる植物は、収穫間際の金色に輝く、稲穂のように美しい色をしていた。いや、もしくはライオンのタテガミのようでもあった。何にせよそれは、風に吹かれてふわふわと揺れている。
 
pastruli (2)

 そのタテガミが広がる広野の奥には山が連なり、一番奥に立つ山は白銀に包まれ、その手前の山は黒にも似た茶色のような色をしている。その更に手前、僕の目の前に広がる山は、植物を携えて、黄緑のような、色をしていた。が、自然の中に、当たり前のように溢れているこの色を、僕は説明が出来ない。こんなにも、心を奪われる美しい色のことを、僕は知らない。これは、何色、というのだろうか。

pastruli (3)


 旅にでて、言葉で表せないものに沢山出逢ってきた。自然の中に溢れる色も、滝の流れる音も、ライオンの鳴き声でさえも、僕には文字で現すことが出来ない。この美しい色は、なんだ。この美しい、コントラスは、なんだ。この心が震える、音は、何だ。

 バスは止まり、右手に見える元集落の説明をしている。みんな窓から写真を撮っている。何故誰も降りようとしないのか、少し不思議に思うが、これがペルースタイルなのだろう。

 湧き水ポイントで、乗客は皆降りた。そこには気持ちがいい風が吹いた。おばちゃん達は、一様に湧き水をがぶがぶ飲んだり、顔に塗ったりしていた。多分、・・・良い水、なんだろう。

pastruli (4)


 そこからしばらく進み、パストルリ氷河の麓までやって来た。ここからは自力で登るか、途中まで馬で登るか、だ。僕は自力で登り始めた。馬がかっぽかっぽと闊歩していくのを、横目で見ながら進む。ここはもう標高5000mを超える高山だ。一歩一歩が体にこたえる。緩やかな上り坂をゆっくりと登る。僕が元気が有り余る小学3年生くらいだったなら、この高山でも思わず走り出してしまうのだろうか。そして、激しく後悔するのだろうか。元気が有り余っていなくて、良かった。

 途中から、傾斜が急にきつくなり、ぜーぜー、いいながら登る。何度か諦めたくなるが、流石にここで諦めるわけにはいかない、のだが、ここから氷河がすでに見えている。その氷河があまりパッとしたものではないのが、残念だ。

 やっとの思いで氷河の目の前にやって来た。残雪と、氷河。響きは全く違うが、似たようなものだ。5250m目の前には、ガシガシの氷のような雪が広がっている。
さーー、という音が氷河の中で響き、氷河の中から溶け出した水が、山を降りている。これが、1つの川の始まりか、と思うと、それはなんだかとても素敵なことに思えた。

pastruli (7)


 こうして、この雨が降らない乾季にも、川は枯れることなく、潤い、人々は恵みを享受できる。

 ここが、はじまりだ。

pastruli (6)
氷河か、残雪か、はじまりかおわりか。そんなの、どっちでもいいか。

 そこから、また坂道を下る。標高が高いと、下りでさえ息が上がった。あの川の始まりのように、流れるように下りたい、と思うが、僕は、この自分の少し細めの足で下らなければならないのだ。
 僕が歩くすぐ傍を、水はチロチロと少しずつ少しずつ水量を増やしながら流れている。

pastruli.jpg


 君はどこまで流れて行くんだい。
 いやいや、僕は流れて来たんだ。遠い昔からね。
 

pastruli (8)


 それでは、皆さん良い日々を!
スポンサーサイト

« SOUTH AMERICA ワラス »

- Comments
4 Comments

言葉にできないって、語彙が貧しかったらどうしようもないけど、私は言葉にする必要はないと思うな。

物と言葉、どっちが先に存在するのかな。
物が物として判断されるためには言葉が必須だけど、「これをどう言い表したらいいんだろう」って気持ちは、そのままでいいんじゃないかな。

息をのむような美しい自然とか、誰かを想う愛情だとか、そういうものって、言葉にしなくてもきっと伝わるよね。
言葉にすると、かえってその価値が下がってしまう気もする。

そんなこと言ったら、書くことが大好きな悠史に怒られますね。。。

by Izumi | 09 03, 2010 - URL [ edit ]

ユージが急ピッチで書いているという南米ブログを
まとめて読ませてもらいました。
ペルーやボリビアでは本当に雄大な自然を満喫してるね。
前にユージがヨーロッパを旅していたときに
「有名な建築物よりも雄大な自然を見るほうが好き」
と書いていたのを何となく思い出したりしました。

ちなみにおれは、最近、竹ノ内豊主演の某恋愛映画を見て
イタリアのフィレンツェの町並みに憧れたりしてます(笑)

フィレンツェは見に行けるか分からないけれど、
おれはユージの写真を見ていて、
雄大な景色でも暗い路地裏の片隅でも
しっかりと人が生活している営みを
感じられた時に、大きな感動を得ているような気がします。

旅もあと少しだけれど、これからも素敵な写真を期待してます!!

by | 09 04, 2010 - URL [ edit ]

上のコメント僕です(笑)

by ヒロスケ | 09 04, 2010 - URL [ edit ]

>Izumi うん、俺もそう思うよ。言葉に出来ないことを、悲観しているわけではなくて、言葉に出来ないことがこの世界には沢山あって、それは知っていたはずなのに、知ってるふりをしてただけなんじゃないかって、思ってさ。

それが、旅の中で実感として、頭の中にゆっくりと降りて来たんだよね。


>ヒロスケ うん、分かってたよ。ホストがremosen.shinshuだったからさ。加藤研か、それはヒロスケくらいしか、知り合いがいないぞってなってたからさー。

もう、本当に旅も終わるねー。

じゃあ、ヒロスケの卒業旅行はフィレンツェか。いや、それは新婚旅行とかの方がいいかもね(笑)
恋愛映画を見た後なら尚更だなー。ギャップが・・・。

うん、写真もうちょっとだけ楽しみにしておいて。
古川の変な写真撮っとくから!

by ゆうじ | 09 05, 2010 - URL [ edit ]

管理者にだけ表示を許可する
- Trackbacks
0 Trackbacks


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。