生きる
05 30, 2010 | 未分類
8 Commentsこの旅に出て、最大の悲劇が、おこりました。
お金を取られました。内容については、少し悲しくて、詳細をこのパソコンに打ち付けるには、まだ、少し時間が必要で、手がきっと震えてしまう。
だから、取られてしまったということだけ、そして、僕は無事で生きている、ということ。
そして、まだもう少し僕の旅は続くというお知らせ。
時間は、今も流れていて、きっとこの、時、が僕の心を癒してくれる。
母に連絡をして、生きていていいじゃない、という言葉をもらい、姉に励ましの言葉をかけてもらい、本当に家族の愛というものをしっかりと、感じた。
涙が流れることもあるけれど、もう過ぎてしまったことは仕方がない、と割り切ってもう少し頑張ろう。
その日、丁度どん底の僕が耳を傾けたポッドキャストで流れてきた、詩を紹介します。
生きる
谷川俊太郎
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまがすぎてゆくこと
生きているということ
いま生きてるということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
長野県 上高地
そういうこと。家族や、すべての人に感謝します。すべての自然に感謝します。
ありがとうございます。
それでは、皆さん良い日々を。