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マチュピチュ

06 26, 2010 | ペルー

4 Comments
マチュピチュ

 午前4時、目覚ましが部屋に鳴り響き、祐平さんが部屋の電気を付けた。そして、俺の仕事おわり、とひとり言にしては大きい声で言う。彼の仕事は終わったらしい。僕らは、結局4時半に起きだした。眠りに着いたのがつい先ほどの気がする。いや、気のせいではない。僕らは、午前1時に眠りに着いたのだ。つい先ほどというのは、間違いではない。
 起きてすぐに準備をして、出発だ。

 マチュピチュ村は、まだ真っ暗だ。マチュピチュ村を出て森の中へと向かう。辺りは明かりもなくなり、真っ暗で星がよく見える。僕は眠たくて、更に言うと寒くてどちらかというと、マチュピチュよりも布団が恋しかった。
 はじめの30分、僕らはバスが通る道をのんびりと歩いていた。大回りをしながら、ジグザグに登っていく。しかし、途中で登山道と思われる、矢印を発見した。そこを登ると近道に違いない。僕らは、その道を登り始めた。急斜面が続き、思うように足が動かない。真っ暗な道を、小さなライトの明かりだけを頼りに、進んで行く。辺りはまだ、暗い。

 時折休憩しながら、斜面を登っていると、エンジン音が聞こえる。シャトルバスだ。ライトの光が先に現れて、それの後ろを付いてくるように、バスが現れた。素早く僕らの横を追い抜いていく。僕らは、ただ呆然とバスが通り過ぎるのを待った。
 
マチュピチュ (1)

 空は少しずつ、少しずつ、うっすらと明るくなり始めた。朝特有の水分をしっかりと蓄えた空気が、僕の前を漂うように流れているのがよく分かる。
 6時を過ぎて、空は随分明るくなった。僕らの進む方向から、声が聞こえる。どうやらマチュピチュは近いようだ。
急な坂道を登り終えて、僕らはとうとうマチュピチュに到着した。すでに何かをやり遂げた充実感に溢れていた。入場スタンプを押してもらい、マチュピチュの中へと進む。まず、目指すはワイナピチュだ。僕らはワイナピチュの入り口へと向かった。ワイナピチュは整理券が必要で、一日に400人しか登ることが出来ない。僕らは整理券などもらっていなかった。詰めの甘さが悔やまれる。

 管理人のおじさんに尋ねると、ノープロブレム、とそういうことらしい。今日は、ストライキでお客が少なく、ワイナピチュの入場制限がないらしい。これはラッキーだった。7時になると、ワイナピチュ登山道が解放され、僕らはワイナピチュに登り始めた。

 石段を少し登ると、山の隙間から光が線になり漏れて来ていた。もうすぐあの山から太陽が顔を出すのだろう。僕らは、そこにある大きな石に腰をかけて、朝日を待った。辺りは、もう完全に朝の光に包まれていた。これを朝日と、日の出と呼んでいいのかはよく分からない。それでも、その日初めて見る太陽と言うのは、いつでも美しいものだ。

 7時半頃、太陽はようやく山を越えて、眩しい光を僕らに届けてくれて、マチュピチュは太陽に照らされて、色を変えた。僕はあまりに眩しくて、目を細めた。
 太陽が、山から完全に姿を現すと、僕らは、立ち上がる。そして、また石段を登り始めた。
急斜面が続く。息はなかなか続かない。しばらく登り、後ろを振り返ると、マチュピチュが、石で造られたインカの遺跡がキレイに見える。それは、山の中腹に段々畑が広がり、不自然な程に自然の中に溶け込んでいた。
 
マチュピチュ (8)

 僕らは1時間程かけて、ワイナピチュの山頂に登頂した。見渡す限り、空はどこまでも広がっていた。南には、マチュピチュが太陽の光を浴び、その後ろにはマチュピチュ山が聳えている。西には、白い雪が残る山があり、東には渓谷が見える。遥か下に川が流れ、北は山深い景色がどこまでも続いている。

マチュピチュ
仙のメッセージが良く見える。
マチュピチュ (9)
渓谷

 僕らは、岩の上に座り込み自然にただ見とれていた。なんて美しい色だ。マチュピチュは自然の景観を損なうことなく、まるでごく当たり前のような顔をして、そこにある。それが、素晴らしい。標高2690メートル。息苦しさはまるでない。あるのは、多くの感動と、少しの疲労感だった。

マチュピチュ (7)
登山道
 
 僕らはしばらく太陽の光を浴びて、山を降り始めた。ずんずんと、標高を下げていく。どこまで下がるのかという程に下った。怖いほどの道を下り、おののく様な、ハシゴを下った。1時間ほど下った所で、「マチュピチュ1h30」という残念な看板を発見した。道を間違えたとしか思えない。そこから道はまた登りに転じていた。祐平さんは、すでに虫の息だった。杖に全身の体重を預けて登っている。

マチュピチュ (2)
リャマ
マチュピチュ (3)
マチュピチュ
マチュピチュ (4)

 マチュピチュに戻り、小高い場所まで歩いた。見張り小屋だ。そこは風が強く吹いていて、とても涼しい。眼下には遺跡が広がり、目の前には、先ほど登ったばかりのワイナピチュが白い雲と青い空を背景に、空に向かって伸びている。

マチュピチュ (5)
見張り小屋

 僕らは、そこでしばらく風に吹かれた。確実に、この山の上で生きていた人のことを思いながら。確実に、今、生きている僕を思いながら。

マチュピチュ (6)

 それでは、皆さん良い日々を。
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- Comments
4 Comments

ものすごい雄大な景色がそこに広がってるのが
写真からも良く伝わってくるよ。
最後の写真“THEマチュピチュ”って感じだね。
そのまま社会の教科書に載りそうです。

ユージが日本に帰ってきたら、日本のマチュピチュと
呼ばれている(?)下栗の里にも、
一緒に紅葉見に行こう!!

*日本、デンマークに勝ったね。次の相手のパラグアイが意外とユージのいるところと近くてちょっと感動しました(笑)

by ヒロスケ | 06 26, 2010 - URL [ edit ]

太陽の似合う遺跡だなー

リャマはマチュピチュの事何でも知ってそう
リャマは現地ではどういう扱いをされている動物なの?
家畜?ペット?聖なる動物?



by ゆきや | 06 26, 2010 - URL [ edit ]

マチュピチュ羨ましいです・・・
場所やらボロさやらスケールやらこれぞTHE遺跡って感じですよね
僕もいつの日か、それも出来るだけ近い内に行きたいです

by ナイトスイマー | 06 28, 2010 - URL [ edit ]

>ヒロスケ 日本にもマチュピチュがあるのかぁ。それはいいね。是非是非紅葉を見に行こう!楽しみにしているよ。世界の写真もいいけど、俺が写真を見せるときは、長野の写真が一番好評だったりするよ。上高地とかさ。日本にこんなところあるんだぁって、長野も日本も最高だね。

パラグアイ戦はイースター島で見ることになりそうだ。とおい島で日本を応援してるよ。でも、日本が勝ったらパラグアイに行くのが心配になるね(笑)

>ゆきや それいいね。マチュピチュは太陽の遺跡やね。
リャマはなんなんやろか。多分ね、かわいいけど、毛を使うんじゃないか。アルパカみたいにさ。毛がフサフサしてるから。


>吉田君 吉田君は急激に旅にのめり込んでいるねぇ。カンボジアで会ったときは2人とも旅初心者だった(今もか)のに、もうどんどんエリアを広げているねぇ。

マチュピチュは良い所だというのは、本当だったね。自分の目で確かめてくれ。

by ゆうじ | 06 28, 2010 - URL [ edit ]

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